古いピアノでも新品以上に蘇るレストア修理製作(レストレーション)

巷で言われるピアノ「クリーニング」ではありません

レストア修理製作(レストレーション)では、ピアノの外側や鉄骨フレームを生かして内部の消耗部品はドイツ製高級部品などを使用し、新品以上に作り替えるものです。

中身が新品になり、ピアノの寿命をこの先何十年と延ばすことができます。


アップライトピアノのレストア修理の例 その1

アップライトピアノのレストア修理の例 その2

なぜ古いピアノを修理復活させて使うのでしょうか?

古いピアノ(国産ピアノの場合昭和40年代以前に製造されたピアノ)ほど使われている木材の質が良いものです。

本来楽器に使うべき「スプルース」「カエデ」「ブナ」などの木材は気温の低い高緯度地域で育つ木目の詰まった針葉樹や広葉樹なのですが、近年コストダウンのため熱帯、亜熱帯の早く育つ南洋材などを多用しているようです。

私は南洋材は弾力がなく木目が無い、あるいは詰まっていないのでピアノの音響材に使うには音の伝達や響き(音色をつくる)の点で不向きと考えています。(外装化粧板など例外はあります)

良い木材で作られたピアノほど良い音が出るものです

グランドピアノのレストア修理の例 その1

グランドピアノのレストア修理の例 その2

古いピアノをお持ちであれば処分せずに修理して孫子の代に渡し伝えましょう。

ピアノは長い期間使える楽器です。

50年、100年かけて育った木を使って作られた楽器を数十年使っただけで処分してしまうのはもったいないことです。
消耗した部品は新しくすればまだまだ使えます。

残念ながら国産ピアノはいわばベルトコンベア方式の大量生産で製造されており、由緒あるヨーロッパピアノのように職人が1人1台を担当して細かい調整をしながら組み立てるようなコストのかかることはされていません。

レストアではピアノをいったんバラバラに分解しますから、弦を張ったリハンマーを取り付けたりのような作業の時にお客様のご要望を伺いピアノ1台1台に合わせて最適に調整しながら修理製作しますので新品以上の音、タッチも出せます。

良い音のピアノは弾くのが楽しくレッスンで指導されたことも早く身につきます。

ピアノが嫌いにならないようにするにはピアノの状態を最良にすることです。

ピアノは複雑な弦楽器です。

たとえばヴァイオリンでは弦や弓の毛を頻繁に交換するように、ピアノでも弦やハンマーフェルトなど音に関わる重要な部品が劣化消耗するので定期的な交換が必要です。

特に昭和40年代以前に製造された国産ピアノは良質の木材を使用し丁寧に作られていますが、40〜50年と弾いてきますと弦やハンマーなどフェルト部品、アクションの可動摺動部パーツなどはどんどん劣化消耗してしまいます。これではこの先長く良い音では弾くことはできません。
このようなピアノはいったんバラバラに分解して消耗した部分を新しいドイツ製高級部品などを使用し組み立てなおせば新品以上に蘇えりこれから何十年と良い音で弾き続けることができます。

目安としては家庭で使用するピアノは30年から50年でレストア修理(レストレーション)を繰り返せば良いでしょう。プロや音大生など弾く量の多いピアノは10年から30年を目安に早めに弦交換やハンマー交換などから修理をします。

テネラメンテのレストア修理の特徴はピアノの分解組み立てにあります。

国産メーカーでは大量生産のため1台1台をヨーロッパの老舗メーカーのようには丁寧には作りません。
たとえば鉄骨フレームを鋳造後歪みを取るために何年も寝かすということはしません。
また長年の使用でピアノの木部ケースは歪みが溜まっています。
これはピアノを分解した時に見られますが、取り付けネジを緩めるとフレームとピアノ木部ケースには大きな隙間ができることがあるのです。
このような歪も適正に修正しながら調整しつつ再組み立てするわけです。

なお、レストア修理ではご予算に合わせてピアノ弦は独・レスロー社製、アクション部品は独・レンナー社製またはアベル社製などを使用します。

すべて私が一人で作業しております

レストア修理では分解から組み立て、仕上げまで一貫して私、調律師片桐健がすべて一人で作業しております。

修理後お納めしてからが本当の長いお付き合いになります。

レストア修理されたピアノを最良の状態で維持するためには、日頃の定期的な調律メンテナンスにかかっています。



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