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工房での修理をご紹介します

弦の張替えやハンマー交換、鍵盤貼替えなどどんな修理でもいたします

アクションや鍵盤のみお預かりしての修理からピアノ本体をお預かりしての修理まで、幅広く対応できます。

私が一人で作業しておりますのでレストア修理など大掛かりな場合数ヶ月お預かりすることもあります。

ピアノ弦の張替え作業の例

古いピアノ弦を総張替え。
フレームを外して響板、駒などを修理調整し新しい弦が張れるようにします。ただ弦を張り替えるだけでなく響板など土台からきちんと調整することによりもともとのメーカーで作られた状態よりも響きが良くなります。

使用する部品はおもに弦はドイツ・レスロー社。ドイツ・デーゲン社銅線使用の特製低音弦。ドイツ・ビーネ社チューニングピン。

国産ピアノでは国産のピアノ弦を使用していますが、これをレスロー弦に張り替えることで音の伸び、音色の向上が図れます。私の張弦技術とあいまって絶大な変化が期待できます。(弦の張替えはハンマー交換とセットでおすすめしています)

鉄骨フレームを脱着

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グランドピアノのフレーム脱着作業

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グランドピアノのフレーム金粉塗装

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アップライトピアノのフレーム脱着作業

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アップライトピアノのフレーム金粉塗装

響板やピン板の修理

響板はピアノの音の心臓部とも言えます。響板の割れを修理し厚みや駒の高さを調整します。ニスを塗り替えて仕上げます。

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グランドピアノの響板修理。響板の厚みの調整のためかんながけした後サンダーで削る。

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アップライトピアノの響板修理。響板の厚みの調整のためサンダーで削っています。

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駒の高さ調整。"かんな"や"のみ"で削り高さを調整しています。

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駒ピン交換(古い真鍮ピンを抜きます)

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駒ピン交換(音響に優れたドイツ製鉄ピンを打ち込みます)

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響板の割れを埋木して修理

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響板割れ修理。溝を掘り響板材と同じスプルース材をニカワで接着します。

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グランドピアノのピン板の交換修理

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グランドピアノの響板裏の木工修理。ピアノを裏返して。

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響板に塗ったニスが乾くまでビニールシートを掛けて養生する

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グランドピアノのフレームネジ締め。響板や駒に対して高さや位置が決まったら周囲をネジで固定します。

張弦作業

ドイツ・レスロー社製ピアノ弦を使用しています。

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グランドピアノ弦総張替え作業

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アップライトピアノ弦総張替え作業
金属部品もメッキし直しています


ヤマハグランドピアノにテネラメンテ特製独立アリコート駒を製作、取り付け

ヤマハグランドにもともと装着されている一体型のアリコートは「デュープレックススケール」から寸法的に外れているので共鳴せず雑音源になる場合もあります。そこで音響的に優れた素材で一つ一つ独立した駒を作り位置を調整することで倍音が豊かに響くように改造します。

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テネラメンテ特製アリコート駒の製作中。音の響きを重視した特殊な真鍮製です。

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ヤマハのアルミ合金製一体型アリコート駒とテネラメンテ特製アリコート駒の比較

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テネラメンテ特製アリコート駒をフレーム上に仮置きして弦を張る

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弦を張ったのちアリコート駒の位置を音を聞きながら前後に調整して完成


アクションの修理、ハンマーなどアクション部品の交換

ハンマー交換、アクション部品の交換はもとより、ヤマハグランドなどのアルミ製アクションレールを音響やタッチに優れた木製に変更したり古い構造のアクションを最新の構造に変更してタッチを改善したりなどどんな修理、改造でもできます。

特にハンマーフェルトは音色向上のためドイツ・レンナー社、アベル社のハンマーを使用します。その他のアクションパーツもタッチ向上のためご予算に応じてドイツ製、日本製高級品で交換修理します。

ハンマー交換作業の例

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使い込まれて消耗したハンマーフェルトの様子

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ハンマーヘッドの準備(ドイツ・レンナー社GPハンマー)

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ハンマー穴あけ作業。ボール盤で正確に穴あけします。

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ハンマー穴あけ作業(レンナー社GPハンマー)

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ベーゼンドルファーグランドのハンマー交換(レンナー社ベーゼン純正ハンマー)

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ブリュートナーグランドのハンマー交換(レンナー社ブリュートナー純正ハンマー)

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ヤマハグランドのハンマー交換(レンナーハンマー)

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ヤマハアップライトピアノのハンマー交換(レンナーハンマー)。シャンク棒に植え込む作業

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カワイアップライトピアノのハンマー交換作業(レンナーハンマー)。ピアノに組み込んでいきます。

ピアノアクション製作組み立て

古いグランドピアノに装着されている連打性に劣るシュワンダー式のウィペンを現代のスタインウェイやヤマハなどほとんどのメーカーが採用しているヘルツ式ウィペンに交換することでタッチの向上が図れます。ただしシュワンダー式にも音色的に有利な点もあるのでどんな点を修理改造テーマにするかご相談しながら進めます。

またアップライトピアノでは、音色とタッチ向上に優れたレンナー社アクションに取り替え修理も可能です。

グランドピアノ、アップライトピアノのアクション取り付けレールをアルミ製から木製に改造することで音色向上を図れます。

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古いヤマハアクションと交換する新しいアクション部品(ドイツ・レンナー社製部品)

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古いシュワンダー式のウィペン(左)を新しいヘルツ式ウィペン(右)に入れ替えタッチの改善を図る

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古いヤマハハンマーシャンクと交換するレンナー製ハンマーシャンク

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ヘルツ式ウィペンアクション入れ替え

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グランドピアノのアクション総作り替え。
音色向上のためアクションレールをアルミ製から木製に変更。

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グランドピアノのアクション総作り替え。
アクションレールを木製に変更したため部品位置の割り出し。

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グランドピアノのダンパー製作。ダンパーフェルトを裁断してヘッドに接着。

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新しい部品でアップライトピアノアクションを組み立てる

組み立てたピアノアクションの整調

新しいアクションパーツで組み立てたアクションを最適なタッチ、音色が出るように調整するのは精密な整調作業が欠かせません。

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GPアクション調整作業。鍵盤フレーム(おさ)を削って棚板に密着するように調整します。

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GPアクション整調作業。アクションの作動寸法の調整。

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GPアクション整調でダンパーヘッドの組み込み作業。止音調整のためフェルト接着を同時に行う。

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GPアクション整調が完了後鍵盤重さ調整。

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UPアクション整調作業。鍵盤深さの調整。

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UPアクション整調作業


整音作業の例

ハンマーフェルトに針刺し作業をすることで、硬さ柔らかさを併せ持ちなおかつ最適な弾力を兼ね備えることで音色の豊かさをさらに引き出すことができます。熟練した精密な作業が必要です。

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整音に使用する工具(整音針)の例

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GPハンマー交換作業(レンナーハンマー)時、穴あけ前に予めフェルト整形と第1段階の整音(針刺し)をします。

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UPハンマー交換作業(レンナーハンマー)時、穴あけ前に予めフェルト整形と第1段階の整音(針刺し)をします。

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グランドピアノの仕上げの整音作業。1本針を気になる部分に精密に入れます

voicing

アップライトピアノハンマーを取り外しての針刺し作業

鍵盤の修理作業例

白鍵アクリル材のバフがけ艶出し、劣化した白鍵や黒鍵の表面素材の貼り替え、虫食いや摩耗したキーブッシングクロスの貼り替えなどいろいろな作業ができます。黄色く変色した象牙鍵盤の漂白艶出しもできます。またキーフレームピンが錆びたり摩耗で劣化しても新しいピンと入れ替えることで修理できます。 その他、鍵盤の重さを調整する鍵盤鉛(キーウェイト)調整、鍵盤木部の木工修理など。

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白鍵アクリル貼り替え作業

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樹脂製黒鍵を黒檀材に貼り替え作業(ドイツ・レンナー社製の高級黒檀黒鍵)

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鍵盤ブッシングクロスの貼り替え(フロント側)

鍵盤ブッシングクロスの貼り替え(バランス側)

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完成した鍵盤(UP,GP)

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錆びたキーフレームピンを磨いたり交換します(GP)

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鍵盤重さ調整のため予め既存の鉛を抜いて埋め木します。(UP)

ヤマハアップライトピアノ バットコード切れの修理

バットコード(ハンマーバットスプリングコード)が切れると連打やピアニシモでの打鍵ができなくなり演奏不能になります。早急に修理が必要です。

バットコード修理は現地でも可能ですが工房にアクションをお預かりできれば他の修理調整も同時に可能です。

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劣化して切れたバットコード

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当工房ではドイツ製の柔らかく丈夫なバットコードで交換修理します

ペダルの修理など

ペダルは力のかかる部分ですので消耗も早く修理が必要なことが多いです。ペダルのがたつきや雑音修理はもとより、古いグランドピアノのペダルボックス支え棒を1本から2本に増やして強度を上げたり、アップライトピアノの底板を音響に優れた木材で作りなおして音色の向上を図ることもできます。

グランドピアノの2本ペダルを3本ペダル(ソステヌートペダル増設)に改造もできます。

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グランドピアノペダルの修理

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アップライトピアノ底板を音響に優れた材を使用して製作、取り替え


塗装修理の例

傷の補修や艶出しつや消し塗装、艶出しバフがけ作業

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アップライトピアノの塗装修理


チェンバロの修理

当工房ではチェンバロやフォルテピアノの修理も可能です。

chembalo

チェンバロの修理。分解中です。

prectra

チェンバロのプレクトラムの交換

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チェンバロの鍵盤修理

fortepiano

フォルテピアノの分解調整


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演奏会のお知らせ

『ハイドン・フィルハーモニー』演奏会

2024年9月14日(土)午後1時開演

長久手市文化の家 森のホール


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