- 建物の概要
- 重量鉄骨ALC版2階建て。
1階は111.75m2、玄関、工房、音楽室、事務室、階段室、トイレ2室。
2階は88.22m2で音楽室のインナーバルコニー部分、住居。
高気密、高断熱、オール電化を目指し各部屋の段差はほとんど無い作り。
- 特徴
- ピアノの修理調整や音楽教室さらに演奏会などをするために遮音性能を高める必要があった。またヴァイオリン、ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノなど楽器の維持のために24時間冷暖房など温度湿度の管理も必要だし、また音楽教室としてのアイキャッチのためデザイン、色なども特徴づけが必要だった。
それらを満たした建物が実現したと思っている。
- 遮音性能
- 外壁に100mmALC版を使用しさらに内側に発砲ウレタン吹き付け(t=25mm)を行った。
内壁は全室シナベニヤt=5.5mm(一部穴明き石膏ボード、または石膏ボードにビニールクロスばり)。
窓は二重サッシであるべきだが予算の都合で一重アルミサッシにペアガラス、ただし引き違い窓は極力避けほとんどを横ケースメントとした。よって密閉性が高まり音楽室でグランドピアノを弾いても家の外にはほとんど聞こえない。したがって深夜の練習も可能。フルオーケストラの演奏会でも窓から数メートル離れたところではちょっと大きなステレオかなという程度。騒音計の測定でも50dbには満たない。(実際は外を走る車などの騒音で正確には計れない)
理想的には今後、窓を室内側から二重にし内壁の下地に遮音シート、内壁をt=30〜50mmの無垢材で仕上げるといった方法が考えられる。
- 温湿度管理
- 遮音性能を高めると同時に断熱効果も高まる。さらにテネラメンテでは小屋裏までウレタン吹き付け、床下のない土間コンクリート工法、すべての窓がペアガラス、外気に対して隙間を作らない、無垢の床材など予算内で可能なかぎり断熱の手段をとった。
音楽室は6.0kW壁掛けエアコン1台と2.8kW床置きエアコン1台の計2台。常時6.0kWを自動モードで24時間運転させている。この1台で夏は27〜28度、冬は最低15度となる。
湿度は夏で45〜50%、冬で30%台になる。人数が大勢のときなどに補助に床置き2.8kWを使用する。
なお、気密性の高い住宅では換気が不可欠。音楽室では大型のロスナイで賄っている。
将来は当初の設計どおり24時間計量換気をさせたい。またヒートポンプエアコンは冬季の暖房能力がそれほど高くないので深夜電力蓄熱式暖房器を考慮している。
- 設計・監理
- 株式会社ミタコンサルタント
- 名古屋市天白区鴻ノ巣1-2101
- 電話 052-807-6888
- FAX 052-807-6878
- 施工
- (株)サカエ
- 豊明市西川町善波6-15
- 電話 0562-93-1161
- FAX 0562-93-1304
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