過去の主なレストアの記録



ヤマハG3Eのレストア(ご注文主:名古屋市守山区 O様)
2002年12月完成納品

このピアノは前の持ち主が某調律師から購入したものを現持ち主が譲り受けたそうです。
余談ですが前の持ち主からいろいろ話を伺って総合すると当時新品同様と偽って販売したようです。10数年前のことです。
訳あって私が担当するようになってからいろいろ不備が見えてきました。
某調律師は販売に当たって弦の総張り替えをしたのですが、その張弦が雑で調律が安定しません。
またアクションについてはなにも手が加えられていないのでこの際レストアの運びとなりました。

チューニングピン チューニングピン低音部 高音部
修理を開始します。 誰某の修理が不正で張弦の状態が悪く調律が安定しない。これは中音部。 同じく低音部。チューニングピンの高さやコイルがバラバラなのが分かります。 同じく高音部。


鍵盤木口 弦をはずします 弦を外す 弦をはずした
鍵盤白鍵アクリルも汚れや割れがあるので交換します。(オプション) 弦をゆるめてはずします。 同じく 分解中


チューニングピンを抜く 太さ アリコート アリコート
チューニングピンを抜きます。 前の修理でいろいろな太さのチューニングピンが混在して使われていた。直径7.1mmから7.25mmまで。本来7.1mmでよいところなぜ太いピンを混ぜて入れたのか疑問だ。 高音部アリコート ヤマハのオリジナルはアルミダイキャスト一体成形ののアリコート駒


ダボ フレームねじ フレーム降ろし 古いニス
アリコート駒がフレームにダボ穴で位置決めされている。位置をかえることははできない。 フレームねじをゆるめて外します。 フレームをピアノから外します。 古いニスの状態。柔らかくてべたべたしています。


ニスはがし サンディング フレーム フレーム塗装
ニスを溶かしてはがします。 響板を薄く削ります。 フレームの塗装下準備。汚れをとりアグラフを磨いておきます。 フレームを金粉塗装しています。


響板裏雑音処理 駒ピンを抜く 駒ピン 響板割れ修理
響板裏側に接着剥がれ雑音があるのでその対策後ニスを塗ります。 駒高さ調整のため駒ピンを抜きます。高音部 こちらは低音部 響板割れの修理もしておきます。くさびを接着します。


フレーム合わせ 駒削り 駒削り 駒削り
フレームを仮載せして駒高さを計ります。 高い駒を削る 左に同じく 駒の成形


駒ピン打ち込み ニス養生 フレーム載せ ちびたハンマー
新しい駒ピンを入れます。駒ピンはドイツ・ヤーン社製 響板にニスを塗ってほこりがつかないよう養生します。 フレームを載せてねじ止めします。 使い込まれてフェルトがちびたハンマー。


レンナーシャンク 古いウイペン 鍵盤剥がし 張弦
古いハンマーシャンクと交換する新しいレンナー製シャンク 古いウィペンを外して消耗フェルト類を交換します。 古い鍵盤アクリルを剥がしています。 張弦に取りかかります。弦はレスロー。チューニングピンはビーネの7.35mm。


張弦2 特製アリコート 張弦3 ハンマー穴あけ
張弦を進めます。 高音部のテネラメンテ特製アリコート。真鍮製。オプション修理です。 低音部の巻き線を張ります。銅線はデーゲンを使用。 ハンマー穴あけ。レンナーハンマー。


シャンク取り付け ハンマー接着 ウィペン修理 ペダル修理
レンナー製シャンクをシャンクレールに取り付けています。 ハンマーを膠で接着します。 ウィペンの消耗したフェルト、クロス類を新しく貼り替えます。フレンジも新しい物に取り替えました。ヤマハのフレンジはすぐに変形するので。 ペダル機構の修理。これも消耗したクロス類を貼り替えています。


整調 ダンパーカット ダンパー接着1 整調2
アクションが組み上がり整調に入ります。下調律もしていきます。ダンパーが付いていないのですごい響きになりますが実はこれが好きだったりして・・。 ダンパーの下ごしらえ。レンナー製フェルトをカットしています。 ダンパーヘッドにフェルトを貼っていきます。後ろ側のみ。 整調を続けます。


ダンパー装着
ダンパーヘッドをアクションに取り付け弦合わせをして後前側のフェルトを貼り込みます。これでダンパー調整して後は製音作業となります。


ピアノ調律師 片桐 健ヘのメールは
お問い合せメールフォーム からどうぞ



ホーム  今週の工房にもどる
このページのトップへページトップ
ピアノ調律工房&音楽教室
テ ネ ラ メ ン テ

(社)日本ピアノ調律師協会会員
ピアノ調律師 片桐  健